西田文郎さんの人生の目的が見つかる魔法の杖を読んで

最近何か面白くないな、寂しいなと思っていたのでKindleで何か解決してくれる本が無いかと検索しているときにたまたま見つけて読んでみました。

この著者の本を読むのは初めてだったのですが文章もわかりやすくスラスラと読めてよい本だと思ったので感想を書きます。

 

著者HP

https://nishida-fumio.com/

 

ツキや運についての本を何冊も書いており、スポーツや選手やビジネスマンのメンタルトレーニングについて指導されている方です。

 

まず、前提として「人生の目的と目標は違う」ということ。

人生の目的は幸福を生む卵で、それをもつことで自分の一生を大きく変えられる最高の「魔法の杖」。

人生の目的は自分の心をコントロールする最高の手段。

人生の目的は楽しいものでなければ意味がない。目的は頭で考えるのではなく、心で感じるもの。そして、自分の人生に意味が見つからないから淋しいのではなく、寂しいから人生に意味がなくなると。

 

 

人間は社会的な動物なので「自分を喜ばせたい欲求」と「他人を喜ばせたい欲求」を持っている。

「自分を喜ばせたい欲求」には限界があってその欲求を満たしても幸せにはなれない。

結局、奥さんや親など他人を喜ばせたい、認めてもらいたいという感情があって努力が苦痛ではなく喜びになるということ。なせなら自分以外を喜ばせる幸せを追求していると結果はどうであれ、そのプロセス自体が人を喜ばせるから必ず努力が報われる。だから努力することが楽しいと思うようになる。

 

 

僕自身もそうですがどうしても自分のことばかりを考えて日々いきています。

ダイエットや、勉強など目標をたてて努力していると普通だと苦痛だし、できればやりたくないなと考えながら行いますがそれが良くないと。

 

ダイエットの場合だと、「自分が痩せて健康になれば家族も安心するし喜んでくれるはずだ」

こういう風に自分ではなく他人をよろこばせることを目的に何かをやっていけば努力をしているという感覚も無く、たのしいからやっている→だから結果がでるということです。

 

もし自分を喜ばせるためだけに努力を行うと必ずいつか挫折が来る。

競争での負け、思い通りに結果がでないといったこともそうですが目標を達成したときにも

達成後に目標を見失い、バーンアウトしてとたんにやる気がなくなると。

 

よく言われることですが周りから見ているととんでもない努力をしている様に見える人も、本人からしてみれば楽しいからやっている。親や家族もしくは上司など喜ばせたい人がいる。

その人を喜ばせたくでやっているから苦痛とは全く思わないといいます。

 

本を読む前は目標や目的は自分で見つけて自分の力で達成していくものだと思っていました。

努力をするのは自分のためだし、当然のことだと思っていました。

 

 

この本を読んだきっかけは最近何か面白くないな、寂しいなと感じていたことです。

本を読んでみて、最近は新しい出会いも少なく、尊敬できる人や目標とする人に出会えていない。そして努力というかやっていることは全部自分のためだし、他人のことを考えてやっていることは皆無だったと気づきました。

人生を面白く、輝かせてくれるのはいつも他人だし自分ひとりの成功だけを求めて生きることはあまり面白くないことだと思います。

 

 

これから実行することとして

意識してありがとうと心の中で思い浮かべる。

たくさんの人に出会い、すべての人から学ばせてもらう。

 

以上です。