冒険と旅と旅行
久しぶりに懐かしの名作「イントゥザワイルド」を観ました。
1992年に青年が放浪の末にアラスカで死体で発見された事件を描いたノンフィクション小説をもとに作られた映画です。
大学を優秀な成績で卒業したアメリカ人の若者が持ち金を全額寄付し、世界の真理を求めアラスカへと冒険に出る。そんなお話です。
旅の途中で色んな出会いがあり、自由を味わいながら過ごしていきます。
2019年の現在、この当時と比べるとテクノロジーも発展し旅行や放もインターネットのおかげで簡単にできるようになりましたが、何も持たずに行う冒険にはロマンがありますね。男ならだれでもあこがれます。
LCCのおかげで誰もが簡単に安く世界中へ行ける時代になりました。
ネットの旅行代理店のおかげで事前にホテル、フライト、バスも、フェリーも家から予約できるようになりました。
この作品にある様な、スマホも何も持たず誰とも連絡を取れない状況は想像ができないです。
どんな小さな島に行ってもネットはつながるし、ホテルではWi-Fiがある。
Google Mapのおかげで道に迷うこともなく、事前にネットで情報を調べれば何の苦労も無く目的の場所に簡単に行けます。
旅先の現地の人と話すこともそんなに必要なく、すべてネットで解決できる、便利な世の中にはなったけど旅をする醍醐味、何もわからない中で自分の感覚に従って道を決めていくようなワクワクするような冒険はもうできないんだろうなと思うと主人公が羨ましくも思います。
HISやJTBなんかの旅行代理店でのパッケージツアーを利用することは一生無いかと思いますが、制約があり、不便な環境だからこそ冒険だし、逆に自由を感じたり面白いんだろうなあと思います。
生活が嫌だからと世界一周の旅に出るんじゃなく、
現実からの息抜きのための旅行じゃなく
必要最低限の準備だけをして、気の向くままに何か面白いこと、未知の世界での物、人、景色を求めての冒険をしたくなりました。
定義(Wikipedia)
【旅】自宅を離れてよその土地へ行くこと。
【旅行】自宅を離れてよその土地へ行くこと。
【冒険】日常とかけ離れた状況の中で、なんらかの目的のために危険に満ちた体験の中に身を置くこと